【鹿児島大学の学術コンサルティングにおける意識調査】学生の就業観を変えるのは「綺麗事」より「現場のリアル」
ノウドー株式会社(所在地:東京都千代田区、代表:森康之)は、2026年3月18日、大学生を対象とした「法人映像閲覧に関する意識調査」の分析レポートを公開いたしました 。本調査では、採用映像の構成や表現手法が、学生の就職・就業に対する意識変化にどのような影響を与えるかを定性・定量の両面から検証しています。
■ 調査結果のハイライト
・「課題の開示」が支持の決め手: 最も影響力があった映像は、仕事の厳しさや「向かない候補者」まで率直に伝えた作品であった 。
・表現手法による圧倒的な差: 同じ企業でも、構成が異なるだけで学生への影響力が「67%」対「0%」と、極端な差が生まれる結果となった 。
・就業観のポジティブな変容: 映像視聴後、働く意義を「お金を稼ぐ手段」から「成長・社会貢献」へと広げて捉える学生が顕著に増加した 。
■ 分析結果の詳細
1. 最も支持されたのは「現場のリアリティと課題理解」
調査対象となった映像の中で、67%の学生が「働くことへの考え方に最も影響を与えた」と回答したのは、**株式会社プライムアシスタンス(Ver.1)**の映像でした 。
支持された主な理由は以下の通りです:
・現場のリアリティと密着感: 画面の変化が激しく、現場の動きがダイレクトに伝わる構成 。
・情報の具体性と課題の開示: 仕事の価値だけでなく、職場の課題や「合わないタイプ」についても率直に説明されている点 。
注目すべきは、同じ企業の別バージョン(Ver.2)を選択した学生が「0名」だった点です 。これは、映像の美麗さよりも**「現場の実態(課題含む)」をいかに伝えるか**という構成の差が、学生の心に響く決定的な要因であることを示唆しています 。
2. 映像視聴による「働くことへの価値観」の変化
映像閲覧前後で、学生の就業観には明確な変化が見られました。
| 変化の内容 | 変化の傾向(アンケート結果より) |
| 就業目的の拡大 |
「単にお金を稼ぐ手段」という認識から、主体的な前向きさや他者との関わりを重視する方向へ 。 |
| 意義の再定義 |
働くことの意義が「成長」「自己実現」「社会貢献」「人々との交流」へと広がった 。 |
| 判断基準の明確化 |
「働きやすさ」だけでなく、「仕事のやりがいと厳しさ(課題)」を理解できることを重視するようになった 。 |
3. 学生が求める「働き先」の判断基準
学生が「自分に合うか」を判断する際、福利厚生や休日などの「働きやすさ」と同等以上に、**「業務内容を通じた自己成長」や「社会への貢献イメージ」**を重視していることが分かりました 。
■ 結論:採用映像に求められる「新たな価値」
本調査を通じて、法人の課題を明確に開示し、社員の生の声を届けるスタイルは、学生の就業意識を「働きやすさの追求」から「自己実現・社会貢献」へと広げる強力なトリガーになることが証明されました 。
今後、企業が学生とのミスマッチを防ぎ、意欲の高い人材を惹きつけるためには、体裁を整えたプロモーションビデオではなく、**「現場のリアルな課題と、それを乗り越える精神的な価値」**を両立させた情報発信が不可欠です 。
■ 調査概要
調査名: 学生の就職・就業の意識変化に影響を与えた映像に関する分析
調査期間: 2025年3月-2026年4月
調査対象: 鹿児島大学、鹿児島女子短期大学等の学生
調査手法: 複数の法人映像視聴後のアンケート調査
制作・分析: ノウドー株式会社 森康之、鹿児島大学



